small-logo320
small-logo550
Create
Connect
Promote

会員ログイン

Marchio di Ospitalità Italiana

中国、成長の停滞と世界に与える影響

2015年11月25日、在日イタリア商工会議所(ICCJ)は講師にイタリア銀行日本駐在員事務所 駐在員事務所長アンジェロ・チコーニャ氏と東京大学大学院法学政治学研究科教授で現代中国の政治が専門の高原明生氏を迎え、中国経済・財政状況がヨーロッパや世界各国に与える影響についてのセミナーを開催しました。
チコーニャ氏はこう語ります。「現在我々が目の当たりにしている中国経済の停滞は”経済ショック”と言うより傾向の継続だと捉える必要があります。経済システムの危機ではなく、中国内のみならず海外にも影響を与えている現状を見直している過程なのです」また各国の首脳が中国当局への援助を表明していることにも言及しました。この援助は、固定資本投資や輸出などで急激な成長を遂げた後、サービス分野や消費に重点を置きながらその均衡を回復し、より強固にそして更なる拡大を目的とするものです。

更に、世界経済における中国の位置づけを示すグラフについて説明しました。「過去10年間の中国のGDPに注目してみましょう。例えば2004年のGDP成長率は10,1%です。この数値は世界全体のGDP成長率にあてはめるとおよそ0,9%の割合になります。2014年にはその成長率は7,3%と減少していますが、世界全体の規模で見るとその割合は約1,2%の増加となっています。このデータからも、この10年間、グローバルレベルで見た中国経済はその役割を大きくしていることがわかるのです」

チコーニャ氏は最後に「中国の減速は短期的に続きますが、この事態が長期に渡り世界経済の発展に関わる問題になることはありません。国際通貨基金によると2020年、中国は6,3%の経済成長が見込まれており、同年、世界全体のGDPに4,0%の成長率を加え、意味のある貢献をする見方を示しています」

現在、中国当局改革事業はより一層強固で永続的な基盤の上に身を置き、自らの経済をより長期間に渡り成長させることを見据えています。このことは国内の消費量を増加させ、サービス全体量や供給量に合わせることを目標としているのです。
パートナーに対する影響は競争ばかりではなく、新たな選択肢も作り出しました。例えば日本の場合、中国に対する製品の輸出量は減退しましたが、観光業等に代表されるサービスの輸出量は明らかに増加しました。このことから中国はイタリアのように高品質製品の生産者にとって大切なパートナーとなりうるのです。

チコーニャ氏による論述に続き、高原氏は国内発展を理解する上での重要な観点である中国外交について言及しました。

高原氏が強調したのは、日本の姿勢は過去からの変化がないことに対し、昨年を境に中国は友好的な外交を始めていることです。その結果、日本との重要な対話の再建に成功しました。この中国外交の変化には様々な背景があります。中国のリーダー達が国内の経済発展や活性化の為の投資や日本の技術移転の重要性を理解したことが経済的観点として挙げられます。外交関係が経済交流の発展をもたらすことが明確になったのです。

加えて、経済影響や地政学的影響をより一層理解できるように、中国が提唱した「一帯一路構想(One Belt, One Road)」とTPPの例を挙げました。

高原氏は最後に外交活動や政治活動上の中国経済減速の要素について論述しました。「外国の傍観者だけでなく、中国国内でも2通りの手段が浮上しています。ひとつ目の手段は、近隣諸国との関係性の構築です。日本による助力の重要性を理解すること等が例に挙げられます。そしてふたつ目の手段として、経済の減速が中国社会の安定性に悪影響を与えていると言うことに応じ、習近平国家主席は対日政治を以前のような外交体制に戻し、新たなナショナリズムを構築、地方をまとめ、結束を高める必要があるのです」

ICCJ Brands

True Italian Taste

毎月開催の本格イタリアンブッフェ

Joop banner​​

最高級のEXVオリーブオイルを決める国際コンクール

ICCJ Gala Dinner and Concert

一年を締めくくる華やかなパーティー

日本で味わえる本格イタリアンの名店

corsi di italiano

ICCJでイタリア語を学ぶ

ICCJのメーリングリストに登録しませんか?
* *必須記入事項
ICCJのメーリングリストに登録しませんか?
* *必須記入事項